アート展『潮風と未完』
ビーチに美術作品を展示するというのは世界でも稀有なことです。今回、宮城県にまつわる美術作家が、それぞれの手法で何もないところからの手探りを試みます。タイトルの未完には「〜し続ける」という願いが込められています。作家の眼差しを通して、地域や来場者と共に潮風を感じながら、菖蒲田浜のアートのかたちを考えていきます。
青野文昭
「なおす」をテーマに、廃棄物や漂流物の持つかたちや記憶を辿り、その欠損部分をなおすことで新たなかたちを形成し作品を制作している。
主な個展
2014「転生・大津波の記憶」アラリオギャラリー(ソウル)
「BY DESTINY Dongmun Motelで見た夢」アラリオ美術館 (済州島)
2017「コンサベーション_ピース ここからむこうへ 」武蔵野市立吉祥寺美術館(東京)
2019 「青野文昭ーその思考の変遷を辿るー1989~2019」ターンアラウンド(宮城)
主なグループ展
2013「あいちトリエンナーレ2013 」(愛知)
2019 11月2日~1月13日「青野文昭 ものの,ねむり,越路山,こえ」せんだいメディアテーク(宮城)
荒物屋
千葉大 / 白鳥大樹からなる立体・空間造形コンビ。
建築学を基に、日常的に身の回りにある素材・建材を用いて、立体物や建築空間を創造。
同時に、その場に既にある環境・素材も活かし、既存の空間に対する、新たな視点を発見することを意識し、製作を行っている。
磯崎 未菜
アーティスト。1992年東京都生まれ。東京芸術大学大学院映像研究科メディア映像専攻修了。本来聞き手を持たない私的なものでありながら、社会の中で共有されているわらべ歌や労働歌への興味から、歌を用いて制作を行う。2017年より、ある土地に出向きその場所に添う新しい”うた”を映像作品として制作するプロジェクトを継続している。近年の個展に「singing forever 高砂」(BIYONG POINT、2019年)がある。
喜多直人
1981 年石川県金沢市生まれ。「地球と人間の同居」をテーマに活動。様々な土地と人々のかかわり合いや、誰かにとっての日常は誰かにとっては非日常である事を撮影、記録し考察している。
2013年から宮城県塩竈市に移住し、大人から子供まで多様な人達と、その土地ならではの作品、装飾を共同制作している。
すがわらじゅんいち
1964年宮城県塩釜市に生まれ育つ。光と影・過去と未来・生と死など繰り返される始まりと終わりなど、出逢い繋がる二つの要素をテーマに活動している。身近な足元にある美・朽ち果ての美を見つけるアンテナを持ち、すくい取ることが得意。東日本大震災の復興を象徴する花と出逢い、被災地の希望・奇跡の物語となって震災の風化防止・防災に役立つなどアーティストとして、防災士として出逢い繋がる創造性が縁となり、いま全国に広がっている。
APE TOPE (中里広太、関本欣哉)
Occupy Wall Streetで見られる「We are the 99%」をスローガンに活動している。音も「1%がきれいな旋律の楽曲で、99%は自然の音や雑音、大衆の声などで形成されていて、その音の中にこそ大事な声、音があるのではないだろうか」ということを掲げ、フィールドレコーディングした音源やノイズ・雑音を主に使用した演奏や制作活動をしている。
アートディレクター:
関本欣哉
「ギャラリーターンアラウンド」代表 1975年仙台市生まれ。90年代後半よりアート作品の制作、発表をはじめる。2010年 より社会に繋がる表現の場として『ギャラリーターンアラウンド』を設立。
2016年に美術学校「仙台藝術舎/creek」を開校。
2019年 卸町の倉庫を改修し誕生した「スタジオ開墾」ディレクター。
2012年~ せんだい21アンデパンダン展 代表
濱田直樹
1981年宮城県仙台市生まれ。イベントオーガナイズ/音楽レーベルでの活動を経て、東日本大震災の経験から2013年より3年間 せんだいメディアテーク企画・活動支援室に勤務。主に記録・発信・利活用における場作りや企画展などを担当し、現在は様々なディレクション業をこなしながら映像制作を行なっている。宮城アナログ文化協会主宰/青葉こけし会所属/防災士。
『ハマギクビーチステージ音楽ライブ』
「海と向き合う」をテーマに「土地、世界、時代」という3要素を大切に、4日間のステージを構成しました。それぞれの日に込められた想いを感じていただきながら、海と色々な側面から向き合うきっかけになれたら幸いです。
13日(金)【巡り】最深かつ芸術的なdeep sound
DJ Masahiro
長い時間をかけ一晩を演出するplay styleは、1つの旅を想像させる。adancime(アダンシム)は主にdeep musicによるopen to lastを基本としてストーリーのある1日を演出。AmbientやClassic、Noize、様々なsoundを独自のclick、deep、minimal soundと解釈し、dance musicに創造していく。Playの根底にあるdeep soundは自身が感じる最深かつ芸術的なsound。自由な発想で繋がれていくsoundは独創的な空間を造り上げる。1990年代にDJを始め、club staffをしながら日々dance musicに没頭していき、時代が進み細分化されていくgenreに翻弄されず自身が感じる最深の音を追求していく。
14日(土)【響き】女性演者による三味線と琴
津軽三味線姉妹ユニット ゆりあい
宮城県在住、2015年に柴田三兄妹の姉妹で結成した津軽三味線姉妹ユニットゆりあい。
津軽三味線全国大会にて、個人・団体合わせて27回の優勝。 柴田佑梨は本場青森県の大会で女性奏者として初めての女性A級3連覇を達成。柴田愛も、2018年に同大会で、姉に続き史上二人目となる3連覇を達成した。
女性奏者ならではの繊細さや力強さを表現しながら、姉妹だからこそできる息の合った津軽三味線の演奏で人々を魅了する。
立家 真琴(りゅうけ まこと)
本名と同じ名前の楽器 『真琴』を使い、心と体、魂へ、癒しと勇気と活力を引きだすアーティスト・カウンセラー。
15日(日)【紡ぎ】
東北生まれのミュージシャン達による世代、ジャンルを越えた音楽のバトン
KGM
仙台市出身・在住。
唯一無二の存在感を持つ歌声と、REGGAE などの音楽的バックグラウンドを自然体で紡ぐアコー スティックサウンドが魅力のソングライター。 調理師として飲食店に勤めていた二十代半ば、趣味として制作していた楽曲「EVERYDAY」や
「IRIE LIFE」「君が泣く」がレゲエの MIXCD やスノーボード DVD でピックアップされ、各コミュ ニティーで反響を呼んだことを起点に KGM の音楽キャリアは始まる。
2008 年、ファーストアルバム「Life Music」でデビュー。収録曲「捧ぐ -cinema ver.-」が映 画作品やラジオ番組で使用されるなどして注目を集める一方で、精力的にライブ活動を展開、全国 をくまなく巡り、ダイレクトに歌声を届けることで外資系レコードショップを中心に異例のロングセラーを記録した。
佐々木 龍大と井戸の月
2018年8月発表のアルバム
「井戸の月」の録音を
皮切りにバンドではなく、 オリジナル曲を追求し続ける楽団として活動一年を迎える。
ちだ原人
石巻のラスタマン
半世紀もののドレッドロックスに込められた魂のメッセージをお届けします 中毒性がありの為ちだ菌感染要注意
JUMBOY
2005年REGGAE DEEJAYのキャリアをスタート
2006年 超難関のROAD TO 横浜レゲエ祭に選出され、その名も全国区に。 その後、数多くのコンピレーションCD、MIX CDに収録され、宮城のREGGAE MUSICレーベルMUZIK WORKS(仙台)に所属し、仙台を拠点に県内外の野外フェ ス、CLUBでのLIVEはもちろんのこと、地元では伊達祭、伊達祭ストリートフェス タ、東北レゲエ祭などのビッグフェスに出演。 東北にはなくてはならない歌い手として認知される。 そして、記憶に新しい2012年度リリースされた、東日本大震災にて支援をくれた全 国の暖かい人達へ感謝の気持ちを表した【I.N.G~現在心行形~】が、iTunes オー ルジャンルチャート最高位87位、レゲエチャート2位。 JUMBOY自身がSTREETで学んだことを詰め込んだ。 学校では決して教えてくれない、大切なREALなメッセージを歌い上げた 2013年度リリース【オレ等のSTREET 】が、なんとレゲエチャート1位(4週連続) を獲得。
2014年度にリリースされた【婆ちゃんへ 】は自身の祖母への想いを込めた曲で、8 年の満を持してのリリースで話題となり、LIVE中に涙を流す人がいるほど心の芯から温まる曲に仕上がっている。
宮城は港町しおがま産の情熱バカ野郎
come from 心から放たれる飾ることのない真っ直ぐなLyricsに魂(soul)剥き出しのVoice&Flowは心のど真ん中!!
聴く者皆に響かせる。
岸辺 紗采
2001年1月京都生まれ。現在は仙台在住。 2017年5月より本格的に音楽活動をスタート。 ソロ・ライブを含め、多くのイベントに出演しています。
16日(月)【拡り】世界で活動する若手JAZZライブ
海堀 弘太Trio(海堀 弘太[p]高橋 陸[b]西村 匠平[ds])
東京・六本木にある老舗Jazzbarを拠点に海堀のオリジナルを中心に
演奏活動を重ねる人気ピアノ・トリオ。
それぞれの技術力は当然のことながら、3人の感性が輝き、
音楽を心から楽しむ演奏に好評を得ている。
SEVEN BEACH Light Up FES2019
~光のミチヒキ~
日程 / 2019年9月13日(金)中秋の名月、14日(土)満月、15日(日)、16日(月)
場所 / 菖蒲田海水浴場
時間 / 16:00-21:00
入場 / 500円 小学生以下無料
主催 / SEVEN BEACH PROJECT 実行委員会
共催 / 一般社団法人OASIS
協力 / 七ヶ浜町菖蒲田浜区、NIGHT WAVE、株式会社パルックス、TURNAROUND
特別協力 / 日本財団
後援 / 七ヶ浜町、七ヶ浜町観光協会、エフエム仙台、河北新報社、KHB東日本放送、仙台放送、TBC東北放送、ミヤギテレビ